はじめに

  • カメラ本体の防塵・防水性能は、ATOM Cam 2はIP67準拠、ATOM Cam SwingはIP65準拠となります。
    ※IP規格について詳しく知りたい方はこちらをご覧ください。
  • 電源部は通常のスマートフォンなどの充電器と同様、AC100Vコンセントから電源を取得するUSB電源アダプターとなっており、この電源部は防水非対応です。屋外でソラカメをご利用になるには、屋外防水ボックスに収容するといった施工対応が必要です。
    ※施工には専門の資格が必要な場合があるため、関連法規をご確認下さい。
  • 温度耐性は、ATOM Cam 2およびATOM Cam Swingは、-20℃から+55℃です。本動作環境下でご利用になれます。

【ポイント1】 電源部やIoTルーターを屋外防水ボックスに収容する

三脚式の自立ポールに、取付金具を使って屋外防水ボックスを取り付けます。屋外収容ボックスの中に、通信用IoTルーター、AC電源アダプター、電源コンセントを入れています。カメラ本体は防塵・防水対応ですので、付属のケーブルを這わせて、ボックスの外に設置可能です。

完成形の写真
完成形の写真

工事部材(参考情報)

  • 屋外防水ボックス:タカチ電機工業 (型番UPC232818G
  • 固定用アルミ板:タカチ電機工業 (型番UMP2328
  • 取付ネジ:タカチ電機工業 マウントスクリュー (型番OMS-1
  • ポール取付金具:タカチ電機工業 (型番SSK210
  • 抜け止め接地ダブルコンセント:Panasonic (型番WK3064
  • 電源コード用防水プラグ:日本エイ・ヴィー・シー (型番MGB20-14B-ST
  • ATOM Cam付属USBケーブル用防水プラグ:日本エイ・ヴィー・シー(型番FGB21S-10B

屋外防水ボックス(タカチ電機工業 型番UPC232818)には、防水プラグの取り付けの為に、底面に2つの穴加工が必要となりますので、以下の寸法を参考に加工ください。

屋外防水ボックス(タカチ電機工業 型番UPC232818)寸法図
防水プラグ取り付け位置

固定用アルミ板(タカチ電機工業 型番UMP2328)には、IoTルーターと抜け止め接地ダブルコンセントの取り付けの為、穴加工(6つのM4と5.5の穴)が必要となりますので、以下の寸法を参考に加工されてください。直径5.5の穴は、結束バンド固定する為の穴ですので必須ではありません。

固定用アルミ板(タカチ電機工業 型番UMP2328)寸法図

アルミ板を、ご自身で加工するのが困難な場合は、CADで作成した、3D CAD 共通データ形式を準備しておりますので、こちらのstepファイル(※1)を、株式会社ミスミの「meviy(メビー)」にアップロードすると、以下のような画面で3Dデータから、Webで簡単に注文ができます。

  • stepファイルのリンクを開くとプレビューには何も表示されませんが、画面上部に表示される「ダウンロード」ボタンを押して、ファイルをダウンロードして下さい。
ミスミのメビーの画面
ミスミのメビーの画面

こちらが、加工したアルミ板を筐体に取り付けた画像です。(写真の板は、メビーで作成したものです)

加工したアルミ板を筐体に取り付け

部品の配置は以下の図を参考にしてください。

部品配置図 部品配置図

施工時の注意点は、ATOM Cam付属USBケーブルが円形ではなくフラットなので、防水プラグ(日本エイ・ヴィー・シー 型番FGB21S-10B)にケーブルを通した後に、シリコンを注入して防水処理を施すことが必要です。

以下の写真のように、ケーブルと防水プラグの隙間をシリコンで水が入らないようにしてください。

シリコンで隙間をふさいでください

なお本施工は、電気工事士に依頼して行いました。施工には専門の資格が必要な場合があるため、関連法規をご確認の上、施工されますようご留意下さい。

お読みいただき、ご自身での施工は難しいがソラカメを屋外に設置したいという場合は、施工可能なパートナー企業をご紹介しますので、こちらからお問い合わせ下さい。

【ポイント2】 屋外で通信回線を確保する方法

屋外で利用する場合には下記の制約事項に対処する必要があります。

  • カメラ本体と同水準の温度耐性を持つIoTルーター
  • IoTルーターで利用できるカメラ特性に適した通信回線
  • データ通信量を抑えてクラウド録画できるライセンスの選定

当社が提供する、「モーション検知録画スターターキット」は制約事項をクリアできる構成品です。

モーション検知録画スターターキット
  • カメラ本体と同水準の温度耐性を持つIoTルーターを選定する
  • IoTルーターで利用できるカメラ特性に適した通信回線
  • データ通信量を抑えてクラウド録画できるライセンスの選定
    • クラウドモーション検知”無制限”録画ライセンス
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