スマートプラグでATOM Cam 2やATOM Cam Swingの電源を遠隔からコントロール

はじめに

意図せずオフラインとなったATOM Cam 2やATOM Cam Swingの復旧手段が「電源の入れ直し」です。ソラカメ対応カメラは堅牢な造りになっているため、動作中でも電源ケーブルの抜き差しだけで復旧を試みることができます。

遠隔にある設置してある場合は、電源のON/OFFをすぐに行うことができません。現場に急行しなくても、遠隔から電源のON/OFFを操作できる方法として「スマートプラグの活用」があります。

スマートプラグとは?

IoTの技術を使い、遠隔地から電源のON/OFFの切り替え制御を行える製品です。当社での取り扱いはありませんが、通販サイトでは2,000円弱から1万円まで、様々なバリエーションがあります。

ソラカメ対応カメラ向けに利用する場合には、以下の要件がオススメです。

  • 要件1:Wi-Fiに接続できる
  • 要件2:遠隔地からスマホアプリで電源ON/OFFができる
  • 要件3:APIがあり、電源ON/OFF操作を自動化できる

本ページでは、SwitchBotのスマートプラグ(型番:W2001400)を利用した場合の詳細・手順をご紹介します。実物の写真がこちらで、手の平サイズで大きく場所をとらないので、設置も簡単です。

左右:SwitchBotのスマートプラグ
左右:SwitchBotのスマートプラグ

電源コンセントにスマートプラグを挿し、スマートプラグにソラカメ対応カメラの電源を接続します。これにより、遠隔からスマートプラグの電源をON/OFFすることで、カメラ本体の電源ON/OFFが可能になります。

スマートプラグをWi-Fiのアクセスポイントに近い場所、すなわち通信環境が安定している場所に設置することで、仮にカメラ本体が屋外だったとしても、電源制御を安定的に行うことが可能です。

スマートプラグについては弊社提供製品ではなく市販されているもので、スマートプラグの動作保証は当社サポート対象外となります。

電源コンセントにスマートプラグを挿して電源に接続

ご利用方法

SwitchBotのスマートプラグの場合、スマートフォンのアプリから電源プラグのON/OFFを制御できます。お手持ちのスマホにSwitchBotのアプリ(iOS / Android)をインストールします。

ログインすると下図の左側・画面キャプチャが表示されます。

今回スマートプラグを利用しているカメラは「ATOM Cam 2 akasaka mt-fuji2」という名称です。下図右側の画面キャプチャを見ると現在、オンライン状態です。

アプリ画面

「ATOM Cam 2 akasaka mt-fuji2」をSwitchBotアプリでスマートプラグの電源をOFFにします。カメラの電源がOFF(下図左側)になりますので、当然ATOMアプリ(下図右側)でも対象カメラがOFFになったことが確認できました。

アプリ画面

現在の状態をネットワーク接続が切れてしまい、一定時間以上ネットワークが復旧せずにカメラ本体の電源が落ちた状態と仮定すると、この状態からスマートプラグで電源ONに再度することで、電源が再度入りカメラが復旧します。実際にやってみましょう。

アプリ画面

SwitchBotアプリでカメラの電源をONにすると、ATOMアプリでも対象カメラがONとなり、復旧が確認できました。

ソラカメ対応カメラは、ネットワーク接続の一時的な切断に対する再接続処理が盛り込まれており、通信の確保に努めるように設計されています。それでも復旧できない場合には、スマートプラグを活用することで現場に赴くことなく対処できます。

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